Tableauで散布図を作る方法を解説します。
結論から言うと、列と行にそれぞれメジャーを入れればOKです。
データ準備
データはSample – Superstore Salesを使います。
Tableauを持っていない方はTableau Publicを入れるといいですよ。
データ確認
データソースの指定
Tableau（DesktopまたはPublic）を開いたらデータソースを指定する画面になります。
Microsoft Excelを選択します。
例えばcsvファイルならテキストファイルから選択するといいです。
この画面ではテーブル（シート）を選択します。
Ordersシートをドラッグしましょう。
これでシートを選択できています。
以上でデータ準備は完了です。
データの中身
左下のタブにある”シート１”を選びます。
これがデフォルト画面です。
データの中身を知っているなら問題ないですが、初めて触るデータだったりすると、項目が羅列されているだけなので中身がわかりにくいですよね。
項目の上のほうにある”データの表示”をクリックします。
こんな感じでデータの中身が見れます。
Tableauは可視化が得意な反面、テーブルとして中身を確認するのが手間です。
散布図作成
列と行
上のほうに列と行の欄がありますが、初見だとどっちがどの方向かわかりにくいです。
これは文字の横にあるアイコン通りで、列だと横方向に並びます。
例えば、Categoryを列に入れると以下の通りです。
横に並んでいますよね。
メジャー
これから散布図を作成するのですが、メジャーのデータを指定する必要があります。
画面右上に”表示形式”があるので、クリックして散布図の欄を見ましょう。
2~4個のメジャーとなっています。
メジャー：数値のように連続する値
です。
散布図作成
Profit：利益
を使用して散布図を作ります。
データの中身がわかりにくいときは、やはり”データの表示”ボタンを押すといいです。
Salesを列に、Profitを行に入れると以下のとおりです。
散布図になるのですが、ここで意味不明なことが起きます。
点が１つしかありません。
集計について
集計を外す方法
さて、散布図がたったの１点だったのですが、これはふざけているわけではありません。
今回は、合計で集計されいています。
つまり、全データのSalesの合計とProfitの合計とで散布図を作っているので、１点だけとなってます。
これを解除したいなら、分析タブのメジャーの集計を外します。
するとこんな感じです。
集計がなくなったので、全データの散布図となります。
集計の利用方法
さっきは単純に集計を外しましたが、本来の用途なら集計を残します。
もう１回メジャーの集計をONにしておきましょう。↓
これでまた１点だけになるわけですが、全データの合計だからですね。
というわけで、粒度を足していきましょう。
例えば、CategoryやSub-Categoryは商品をカテゴリ分けできるデータです。
新しいシートを作って、CategoryとSub-Categoryを行に入れてみます。↓
こんな感じで、家具のカテゴリに本棚とか椅子とかが入っています。
これらを集計に使ってみましょう。
例えばCategoryを色に入れると以下の通り。
Categoryによって合計され、色分けされています。
このようにTableauでは大きな規模で集計されているデータを細かく分けていくんですね。
Sub-Categoryを色に入れたら以下の通りです。
より細かい条件で集計されていますね。
じゃあもっと細かくできないのかと言うと、これはデータによります。
例えば今回のデータならProduct IDがあります。
これを詳細に入れてみましょう。↓
このようにProduct IDごとにデータが分けられています。
そしてSub-Categoryごとに色分けがされています。
さらにこの状態でCopiersの色をクリックすると、ハイライトされるはずです。
コピー機は売上と利益がよく相関していそうだとわかりますね。
こんな感じで、集計するカテゴリを色にしたり詳細にしたりと、何通りもの方法があります。
集計の種類
ここまでは色々な集計方法で合計を計算したわけですが、合計以外でも集計できます。
データの▼ボタンを押してメジャーから集計方法を変えましょう。
例えばSalesを平均にしたら以下の通りです。
横軸のSalesだけ平均になりました。
縦軸のProfitは合計のままです。
集計の中身を確認する方法
ここまでで集計の方法や種類について解説しました。
確認するには、１点だけクリックして、”データの表示”をクリックします。
”サマリー”で表示されるのは、集計が終わった後のデータ、つまり１点のデータです。
Product IDとSub-CategoryごとにProfitが合計され、Salesが平均されています。
さらにこの中身を見たいなら、”全データ”をクリックしましょう。
これが集計される前のデータたちです。
２つデータがあるので、Profitはそれらを合計され、Salesは平均をとっているわけです。
こんな感じで集計が思っているとおりか確認したいなら、データをクリックして”データの表示”を押すといいですよ。
まとめ：Tableauで散布図を作ってみよう
今回はTableauで散布図を作成する方法を解説しました。
集計の概念だけ厄介ですが、”データの表示”を使って確認しながら進めるとわかりやすいですよ。
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