Google Colaboratory Pro, Pro Plusの使用感

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今回はGoogle Colabの有料版であるPro, Pro+の使用感についてまとめました。

無料版から変えようか迷っている方はぜひご一読ください。

各プランそれぞれに向いてそうな人は、以下の通りです。

【無料版】
・月に1回GPUで軽い計算をするくらいの人
・ネットにあるサンプルコードを回すくらいしかしない人

【Pro】
・1日1回GPUを使いたい人
・コスパ重視で考えている人

【Pro Plus】

・BERTやtransformerなど計算が重いモデルをゴリゴリ回したい人
・KaggleのGPUでは物足りない人

私はProを1年以上、Pro Plusを半年以上使用しました。

あくまで主観であること、執筆時の情報なので最新ではないこと、Kaggleに寄った考えをしていることはご了承ください。

有料版で迷っているなら、Proでいいと思います。

①無料版

【メリット】
・無料
・軽い画像処理ならぎりぎり回せるGPUが使える
・Notebook環境をすぐ準備できる

【デメリット】

・GPU性能が低い
・すぐにセッションが終了する(すぐ止まる)

メリット

なんといっても無料でGPUが使えることが大きなメリット。

CPUで画像処理(分類とか)を学習すると計算が遅すぎて永遠に終わりません。

なのでGPUを使う必要があるのですが、GPUを購入すると10万以上はかかります。

そこでGooble Colabを使えば無料でGPUが試せるわけですね。

ResNetくらいの軽い画像処理モデルなら使える性能なので、お試し感覚には十分です。

あとはJupyter Notebookが使える環境を用意するのが面倒な場合、Goobleアカウントさえあれば利用できるGooble Colabは使いやすくて優秀だと思います。

デメリット

まずGPU性能が低いです。

CPUと比べると計算が早いとはいえ、EfficientNetの重めのモデルとかは無理です。

しかも一定時間たつとセッションが強制で切られる、つまり計算が止められます。

だいたい1時間くらいが限界だったと記憶してます。

加えて、セッションを止められると丸1日くらい再起動できなくなります。

というわけで重いモデルを回すと計算が遅く、しかも途中で切られるので実用的ではありません。

要するにデパ地下の試食くらいお試し感覚のサービスです。

毎日GPUを使ったりせず、しかも比較的軽い計算しかしないといった人なら、無料で使えるので文句ないでしょう。

②Pro

【メリット】
・コスパがめちゃくちゃ高い
・Kaggleで提供されるGPUと同等の性能がある
・無料版より落ちにくく、よっぽど重い計算じゃなければ耐えられる

【デメリット】
・BERTなどの重い計算は遅い
・12時間くらいでセッションが切れる

メリット

Proは現時点で月額1000円くらいで、非常にコスパが良いです。

使えるGPUはP100で、これはKaggleで無料提供されるものと同等です。

ただしKaggleのGPUは週30hくらいしか使えないので、毎日GPUを使いたい人にとっては物足りないはず。

あとは1fold計算するのに平気で10時間かかったりすることもありますよね。

そんなときに週30hの制限がかかってると4,5foldなんて計算できません。。。

そこでProを契約しておけば、月1000円でKaggleのGPUを無制限に利用できる感じなので、色々試しやすくなります。

また無料版みたいに速攻でセッションが止まることはないので、十分戦力になります。

デメリット

まず、P100はBERTなどの重いモデルを回すにはギリギリの性能です。

特にBERTのLargeモデルで計算するとバッチサイズが4とか、ひどいときには1になります。

それもAccumulate Gradientなどを使えばごまかせますが、ここで問題なのがセッション切れです。

実は有料のProでも12時間くらいするとセッションが切られるんですね。

小さなバッチサイズでせっせと回していた計算が、残り2エポックくらいで12時間を超えて切られているなんてことがあります。

要するに、Proは月1000円としては非常にコスパが良くて優秀ですが、それでも計算能力に限界を感じることがちらほらある感じです。

あとはColabのウィンドウを閉じてしまうとセッションが切れるので、PCを切ってはいけません。

スリープとかもたぶんダメです。

ノートPCだとバッテリーが途中で切れないように充電器を挿しっぱにしておくといいです。

③Pro Plus

【メリット】
・V100が使えるので、重い計算もわりと楽にこなせる
・ハイメモリ設定にするとさらにストレスフリーで計算できる
・セッション切れがなくバックエンド実行もできるので放置可能

【デメリット】
・マジで高い

メリット

Pro版のP100よりも強いV100が使用可能です。

Pro Plus(V100) > Pro(P100) = Kaggle(P100)

です。

要するにKaggleで提供されるGPU環境よりも強力です。

そしてメモリも大きいので、バッチサイズを大きくとって短時間で計算を終わらせることも可能。

さらにセッション切れがなく、バックエンド実行もできるので、途中で計算が止まるなんてことも起きません。

高い金を払う分ストレスフリーになれるということですね。

デメリット

Pro+は月額5000円でかなり高いです。

正直、3000円くらいの中間グレードが欲しいところですね。

ですが、V100が使えることとバックエンド実行で放置しても良いことを考慮すれば妥当かもしれません。

一応、A100というさらに上のGPUが存在するのですが、

V100でもまぁまぁ強い印象です。

A100はColabとは別サービスにて従量課金で使えたりします。

少なくともKaggleで提供されるP100よりは強いので、そこに魅力を感じるならいいかも。

【追記】

Pro PlusにしてもたまにP100が出てきたりします。

!nvidia-smi

このコードを実行して、V100が割り当てられているか確認しておくと良いかもです。

もしP100を割り当てられていたら”ランタイムを接続解除して削除”を押して、V100が出るまで再起動するといいです。

まとめ:Proがおすすめ

今回はGoogle Colabの無料, Pro, Pro Plusの使用感について書きました。

まずは無料版で使い方を知って、使えそうだと感じたらProにすればいいと思います。

よっぽどのことがない限りはProで月1000円なら満足できるはずです。

ただ、最近は計算が重くなりがちなので、限界を感じたらPro Plusにするといいでしょう。

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